JKウォール工法

工法紹介

特 徴

防水性

柔軟性に富むアクリルゴムの使用で躯体の亀裂に追従することができ、雨水や炭酸ガスの浸入を防ぎます。(JIS A6021)

耐久性

高耐候性トップコートが、長期間、主材を保護します。また、主材は耐久性に優れたアクリルゴムが主成分ですので長期間にわたり安定した性能が保持されます。

改修・改装の
仕上材に最適

既存の各種仕上材の上に幅広く使用できます。

《 ひび割れ追従性 》

JKウォール塗膜は柔軟性に優れており、下地にひび割れが発生しても塗膜が破断することなく追従します。
雨、海水等の有害物質の躯体への浸入を食い止め、劣化を進行させる外的要因から建物を守ります。

耐寒、耐熱性

きびしい自然条件でも安定した性能を保ち続けます。

環境にやさしい
仕上げシステム

他社に先駆けて水系システムを完成させました。

性 能

用途
  • 住宅マンション等の外装
  • 店舗・事務所・工場・倉庫の外装
  • 学校・公共施設の外装
適用下地
  • コンクリート面
  • モルタル仕上げ面
  • ALCパネル面
  • 既存塗膜面

仕 様

※ 多孔質ローラーは砂骨材ローラー粗目(大塚刷毛製)をご使用ください。目の細かいローラーでは、塗付け量が不足する場合があります。

◯ 塗付け量は、標準時の塗付け量です。下地の形状(凹凸)、吸い込み状態によって塗り回数や塗付け量が変わります。ただし、JKウォール主材については下地の形状にかかわらず2kg/㎡以上塗り付けてください。

◯ 標準の「なみがた」仕上げのほかに、平吹き仕上げが可能です。

◯ ALCパネル、GRCパネルや、吸い込みの著しい下地などに付いては、事前に組合事務局にご連絡ください。

◯ トップコートの色指定は日本塗料工業会塗料用標準色の色番号をご指定ください。(一部の色は出にくいため近似色になる場合があります。)

使用材料

【施工上の注意】

1. 事前調査すること

◎既存塗膜がある場合

・既存塗膜の状態をあらかじめ確認すること。既存塗膜が脆弱な場合、JKウォール施工後に既存塗膜が剥離を生じ、膨れを発生させる懸念があります。脆弱な既存塗膜は必ず除去してください。

・既存塗膜の履歴がわからない場合、標準仕様では、十分な付着力が得られない可能性がある場合は、あらかじめ試験塗りを行い、付着力を確認してから施工して下さい。

◎新設下地の場合、

・コンクリート下地の乾燥期間は4週間以上とし、表面を十分乾燥させると共にアルカリ度PH10以下になってから施工して下さい。

2.施工条件

・気温5℃以下、湿度80%以上の施工は、造膜性に支障をきたすおそれがありますので避けて下さい。

・降雨、降雪、結露のおそれのある時は、施工を避けて下さい。

・降雨や結露後に施工する場合、下地を十分乾燥させてから、施工してください。下地に水分を多く含んでいる場合、施工後にJKウォール塗膜に膨れを発生させる場合が考えられます。

・強風の場合、原則的に施工を避けてください。

3.下地調整

◎既存塗膜がある場合

・既存下地の老朽化した部分は除去し、凹部、ひび割れ等を補修し、施工してください。

◎新設下地の場合、

・下地は十分に乾燥させ、下地表面に付着している塵埃、セメントノロ、エフロ粉、型枠離型剤等は除去してください。

・下地の不陸、豆板等の段差やピンホールは、サンダー掛け、段差修正等を行って下地を平滑にしてください。

4.養生

・養生は十分行って下さい。

5.施工前の注意

・施工に入る前に試験塗りを行いパターン、色を十分に確認して下さい。

・溶剤系仕様では、下塗材、上塗材に溶剤系材料を用います。施工時は保護具等を着用し、安全には注意してください。

・製品を取り扱う前に、必ず安全データシートをお読みください。

・タイル等、特殊な下地については、事前にご相談ください。

6.下塗り

・下地の吸込みムラを防止し、下地と主材との接着をより強固にするために水性JKウォールシーラーを下地面に均一に、十分塗付けて下さい。

・塗付け量は、下地の吸込み状態により変動いたしますが、吸込みが大きいときは下塗りを再塗装し、接着不良・パターンムラなどを防止して下さい。

・吸い込みの著しい下地や、GRCパネル、ALCパネル等に対しては、事前に組合事務局にご連絡ください。

7.主材塗り

・JKウォール主材を2回塗りで2.0kg/㎡均一にムラなく塗付けします。主材塗りの塗膜は防水層としての機能を保たせるもので、十分塗付け量に注意して均一に仕上げて下さい。

・建物のコーナー部分等の均一塗装が難しい部分はあらかじめ、はけ塗り等をおこない、十分な塗膜厚を確保してください。

・開缶後上下層を攪拌機で気泡の入らないよう均一に混合して御使用下さい。

8.上塗り

・水性JKウォールトップW-SSは主材層の汚れを防ぎ、美観を保持するため使用します。水性JKウォールトップW-SSは、ダレ・ムラなどに注意して、ローラー・刷毛等で均一に規定量を2回塗りして仕上げて下さい。

・水性JKウォールトップW-SSは開缶後清水で0~20%(重量比)を加えて均一に攪拌した後、塗付量0.30kg/㎡を使用して2回塗りで仕上げます。

【その他の注意】

1. 保管上の注意

・JKウォールシーラー#200、JKウォールトップMSマイルド等は溶剤型のため火気に十分注意し、室内に保管してください。

・水性JKウォールシーラー、JKウォール、水性JKウォールトップW-SSは凍結に注意し、室内に保管してください。

2.廃棄方法

・法規に従って、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に廃棄を委託する。

保 証

漏水に起因して第三者が損害を受けた時など、

日本樹脂施工協同組合と組合員による責任施工で、
最長10年の保証(防水保証)をいたします。

JKウォール工法には、日本樹脂施工協同組合と組合員による、最長10年の共同保証が付きます。高い技術力を持つ当組合ならではの制度です。工事にあたっては研修を修了したライセンス取得者による責任施工体制ですので、安心してお任せ下さい。

保証内容

■JKウォール工法:漏水事故

・当該個所の無償補修
・第三者への損害賠償(最大6億円・期間中6億円)
※事故の原因が天災及び地盤沈下、その他不可抗力による場合は対象外です。

保証期間

3~10年
【お申込み:施工した組合員にお申し付け下さい】