施工条件

①壁面温度及び気温5℃以下、湿度80%以上の施工は、造膜性に支障をきたす恐れがありますので避けてください。
②気温35℃以上及び壁面温度が著しく高い場合、塗材の乾燥が早くなるため塗りにくくなるので、注意して施工してください。
③降雨、降雪、結露のおそれがある場合は、施工を避けてください。
④降雨や結露発生後に施工する場合、下地を十分に乾燥させてから施工してください。下地に水分を多く含んでいる場合、塗膜に膨れや白濁を発生させる場合があります。
⑤風速10m/s以上の強風の場合、原則的に施工を避けてください。
⑥居室等内装に使用する場合、施工時や塗材取り扱い時に通気及び換気を十分に行い安全に施工をしてください。

施工前の注意

①タイルのひび割れ、連続した面積で0.25㎡以上の浮き、欠損等は事前に補修してください。目地が深い場合、事前に目地を埋め戻してください。
②透明仕上げのため、タイルの汚れは洗浄し落としてください。洗浄に薬品を用いた場合、薬品残りの無いようにしてください。
③タイル仕上面以外及びタイル下地が特殊な駆体については事前に相談してください。
④施工に入る前に試験塗りを行い、仕上がりを確認してから施工してください。
⑤製品を取り扱う前に、必ず安全データシートをお読みください。

下塗り

①施工条件を守って施工してください。
②下地とJKセライダーUとの接着をより強固にするためにJKシーラーを均一に塗り付けてください。
③JKシーラーは開缶し、基材と硬化剤を既定の混合比(13:1)で混合撹拌後、均一に塗付量0.10〜0.15kg/㎡で仕上げます。
④塗り付け量は、下地の吸い込み状態により変動いたします。吸い込みが大きい場合は再度塗り付けてください。

本剤塗り

①施工条件を守って施工してください。
②開缶後、低速攪拌機等で気泡の入らないように均一に混合してご使用ください。
③JKセライダーU及びコートUを3回塗りで0.9kg/㎡以上塗り付けてください。塗膜は剥落防止層や防水層としての機能を保たせるもので、塗り付け量に十分注意して均一に仕上げてください。

上塗り

①トップコートは艶有・半艶の2種類から選択できます。
②施工条件を守って施工してください。
③本剤層の汚れを防ぎ、美観と耐久性を保持するためにJKトップを均一に塗り付けてください。
④JKトップは開缶し、基材と硬化剤を既定の混合比(11:1)で混合攪拌後、均一に塗付量0.1〜0.15kg/㎡を2回塗りで仕上げます。

保管上の注意

①JKシーラー及びJKトップは引火性のある塗材です。火気に注意し容器を密閉して涼しいところ、換気の良い場所で施錠し保管してください。
②JKセライダーUは水系ですので、凍結に注意し室内に保管してください。

廃棄方法

①法規に従って、都道府県知事の許可を受けた専門の廃棄物処理業者に廃棄を委託してください。